Message

はじめに


FUN! MARKETINGとは?DXとは?

先進国をはじめとした本格的なデジタル時代の到来と合わせて、コロナ禍により、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組みが加速しています。政府はもちろん、企業・個人間での変革が最重要であると以前から指摘されていました。私たちが2009年から10年以上に渡りブランディング支援で貢献させていただいている様々な業界を見渡す限りでは急ピッチで進めているケースも多いのですが、ふと社会へ少し目をそらして見ると、本音では、「まだまだ大丈夫だ。」「今までうまくいっていたから気にしないで良いだろう。」などという風潮が、まだ少なからずあると感じています。ただ、本当にそうでしょうか?2018年に経済産業相が「DXレポート 2025年の壁 克服とDXの本格的な展開」を発表したことで、リテラシーの高い経営者の間では取り組みが加速してきています。

こういった状況においての企業価値向上をするための戦略は大きく2つとなります。1つ目はオークション戦略です。基本路線は資本を多く調達し資本を多く投下する戦略となります。こういった戦略は今後、外資ファンドや一部の投資家が大きな影響力を発揮してきます。私たちが推奨しているものは2つ目のクオリティ戦略です。主に、オンラインプラットフォームにヒューマンタッチで活用し「他人から知人へ」「知人から友達へ」「友達からFUN!」になってもらう戦略となります。

世界ではDX化が30年前から進んでいた?

現在、DXへの取り組みにおいて、日本はIT先進国はもちろん、近隣国からも、大きく差がついてしまったことは、皆さまご存知だと思います。米国ではITやインターネットの活用を前提として企業したデジタルネイティブ企業が、これまでと異なるビジネスモデルで新しい競争原理をつくり出しています。また、デジタル化と経済成長が同時進行している中国やアジア諸国などは、デジタルを前提として社会システムが成立しているケースが多く見受けられます。しかし、日本は、残念ながら平成の30年間を変革することなく過ごしてしまったことで、大きな負荷を背負った状況から、この全世界で起きているDXに立ち向かってならなくてはなりません。

サービスのクオリティが急速にグローバルスタンダード

先ほどお伝えしたところで、少し目をそらしてみると、DXが進んでいないケースも多いとお伝えした根拠として、やらないといけないのは頭では理解できているが、やりたくない理由も分かります。DXの導入は、今までの産業革命とは違って、とても破壊的で、ドラスティックな側面を持ち合わせているため、折衷案を探すような方法が難しいからだと考察しています。また、皆様がご利用しているプラットフォームサービスの大半がシリコンバレー産であることが大半を占めています。つまり、世界最高基準のサービスと戦っていかなくてならない状況に立たさせています。ここで腹をくくれるかが運命の分かれ道と言っても過言ではございません。こういった構図になってしまうと勝ち続ける国・会社と、負け続ける国・会社の構図になってしまうと考えて良いでしょう。

焦らないで良いところを探しながら正しい方法論でリファイン

DXを進める上で大切なのは、大きくは2点です。「実践」と「環境整備」。この2点の考え方を切り分けた上で、双方をバランスよく進行することが重要です。また、時には、既存ルールを破壊する決断力も大切です。なんでも詰め込んでしまうのは、日本人の悪いクセです。何がボトルネックになっているのか慎重に見極め、既存事業を切り捨てる覚悟も必要です。早ければ早いだけ有効打になります。間違っていたら戻れば良いだけです。常に、破壊・変革・創造を伴います。とてもアグレッシブでやりがいのあるステージだと前向きに捉える達観した図太さもこれからはとても大切です。ノウハウを得た場合は、戻った際にも、必ず良い結果にリファインされています。これからの時代は、僭越ながら、完璧を求め過ぎて初動が遅延するのは、かなり良くないパターンだと思います。ある程度、走りながら考え・修正していくスタイルも覚えていく必要もあります。近年では、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構様)や、Tokyo-Keikyo(東京経営者協会様)などの、大手団体様のご案件なども扱うことも増え、危機意識は大きなレイヤーではすでに活用され続けています。こういった、新しいノウハウや、考え方をふまえ、DXを前提とした事業開発・ブランディングに寄与させていただいております。

視座を統一する重要性

ブランディングというと、ロゴマークを変えること、という風に思い浮かべるかもしれません。もちろんロゴマークはブランディングの大切な一部ですが、単にマークを変えれば売上が伸びたりブランドのイメージが向上するという訳ではありません。また、せっかくロゴマークを作っても、それが会社内や世間で浸透しなければブランディグが成功したとは言えません。それではブランディングにとって必要なこととは何でしょうか?また、2020年の3月から、COVID-19の影響により、DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速しました。弊社では、企業ブランディングという従来のコトバでは不十分であると提起し、DXブランディングと位置付け日々、課題に取り組んでいます。DXブランディングをどういったプロセスで進めていかないとならないのかを準を追って、解説していきたいと思います。

まずやるべきことは、エンゲージメントの向上

まずは、リモートワークの状況下であっても、社員を巻き込んで会社内の意識をまとめることがとにかく重要かつ、最初にやるべきファクターです。会社の経営陣だけでDXブランディングを進めても、一般社員には中々実感が生まれず、変化に対して前向きに考えられないものです。しかし、そうした社員一人一人にも会社をこうしたい、という思いはあるのも事実です。その思いを引き出して、議論し、検討していくことで全社員が参加意識を持ち、同じ方向に向かってビジョンを共有することが可能になると考えています。なので、可能な限り、大きな方針が決まり次第、社内を巻き込んでください。

全員が理解した上で一貫した考え方に集約する

次に、会社全体で作り上げたブランドの思いを、適切な形で一貫して伝えるということが重要になってきます。DXブランドがどういう印象を与えたいのかを決定し、そのDXブランドイメージを実現するための表現方法を固めます。例えばDXブランドが革新的な印象を与えたいならば、表現方法はスタイリッシュ&クールというように、会社らしさが誤解されずに伝わるように具現化します。ここで大事なことは、一度決めたイメージや表現方法から離れずに一貫させるということです。会社のロゴマークがスタイリッシュ&クールでも、ウェブサイトがナチュラルであればブランドイメージは正しく伝わりません。一貫した世界観を作ることがDXブランドイメージを浸透させることにつながると考えています。

プロセスもふまえ段階を経てクリアにしていく

DXブランディングは短期間で作り上げることはできません。社内の一部の方達だけで取り組んでも成功できないものです。全社員で取り組み、一つ一つのプロセスを経てアウトプットにつなげ、DXブランディングを適切に維持していくことで効果を発揮することができます。下記にて、Chapter 1-10までに、ブランディングを実施する上で、現場で体感したことを元にノウハウの一部を記載させていただいております。ご興味のある方は、是非、ご覧ください。






Chapter 1

Chapter 2

Chapter 3

Chapter 4

Chapter 5

Chapter 6

Chapter 7

Chapter 8

Chapter 9

Chapter 10