お客様のパンフレットやウェブサイトを制作する際、
はっきりとした目的を持っていらっしゃる方とお仕事をするのは、
制作側として安心感があります。
というのも、
「商品が出るたびにつくっているから、つくる」
「上から言われたから、つくる」
という、広告を制作することが目的になってしまう方が
たまにいらっしゃるからです。
そもそも、広告制作とはあくまで手段であって、
つくること自体は目的ではありません。
弊社では、
オリエンテーションで伺った制作内容よりも、
目的を達成できる企画があれば、
オリエンの内容と違っていても、一緒に提案させていただきます。
なぜなら、課題を解決することが本来の目的だからです。
ただ、せっかく設定した目的も制作に没頭するあまり、
プロジェクトメンバー全員が当初の目的を見失い、
目的からそれた方向に制作が進んでしまうことがあります。
そのため、実制作がスタートしてからは、
本来の目的からそれて制作が進まないように注意します。
最初に決めた
「何のために(目的)・誰に(ターゲット)・何を(コンセプト)伝えるか」
を最後まで徹底してつくっていくことが大切なのです。
自意識を持つこと、主体性を持つことは、
日々の仕事をする上でも人財に求められることになっていますが、
制作物をつくる上でも同じです。
何となくではなく目的を見据えて、
「自分はこうした方がいいと思う」「自分はこうしたい」
という意識を持って、ともにつくり上げることが、
いいクリエイティブを行なうための秘訣になります。