Chapter 5

かっこいい=効果があるとは限らない(1/3)

うわべだけのカッコよさが一番ダサい

よく、お客様からのオーダーであるのが、
「しばらくつくり変えてないから、今っぽくしたい」
「内容はこのままで、とりあえずカッコ良くしてほしい」
という、見た目を変えたいというものです。

広告制作やブランディングは、
最初に「何のためにつくるのか」という目的があり、
掲げたゴールに向かって策やツールをつくることが大切です。
ですので、もし「何となく」から始まるプロジェクトだったとしても、
必ず目的を見つけ出し、共有させていただいてからスタートさせます。
もし、目的よりも前に「何となく」ツールをつくり始めると、
「何となく」カッコ良いツールになってしまうからです。

広告制作やブランディングにおけるクリエイティブは、
コミュニケーション技術といっても過言ではありません。
伝えたいことを100%の力で企画して、形にしていって、
ようやく受け手に70%伝わる、下手したら30%程度伝わればいいかもしれない。
つまり、最初に伝えたいこと(中身)が弱ければ弱いほど、
最終的に伝わるものも弱くなってしまいます。

見た目=効果ではありません。
結局は本質的かどうかなのです。
中身がともなっていなければ、
活用されず、いつの間にかフェードアウトしてしまいます。

これからコーポレートサイトやブランディングサイト、
パンフレットやリーフレットを制作しようとされているのであれば、
ぜひ「中身」にこだわって制作できる制作会社と組んでください。
中身の分かる制作会社なら、
見た目にもカッコ良さがにじみ出るデザインをしてくれるはずです。

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