Chapter 4

第4章 ツールづくりは社内に新風を吹かせるチャンス(1/3)

眠っている社員の関心を起こしてみよう

皆さんは、会社にどのくらいの興味がありますか?
役職についていない社員の方は、
興味がない訳じゃない(けれど、すごく興味がある訳でもない)。
このくらいの温度感の方が多いのではないでしょうか。
「うちの社員は意見が少ない」なんて
モヤモヤされている方もいらっしゃるかもしれません。

だからといって、
社員さんが会社への意見がまったくない訳ではありません。
ただ、意見を言うことで否定されるのは嫌だし、
何らかの仕事を任されることになったら、もっと嫌。
面倒なことに巻き込まれるくらいなら、
言わぬが仏……というスタンスになってしまうのです。

ここで、何と、社員の方の意見を引き出せる人がいます!
それは、ずばり、社外の人です。
さらに言えば、クリエイターやコンサルタントの人でしょう。

理由は、まず、純粋にヒアリングがしたいからです。
課題を解決するためには、
課題を正確に把握し、その糸口を見つけなければいけません。
会社のことは、会社に所属して働かれている方々が一番よくご存知です。
だから、まずはお話を伺います。
そして、いただいたお話を受け止めます。

制作のためのヒアリングや取材で、
社員のモチベーションを自然に起こすことができるのです。
特別な研修も、教育も、必要ありません。

この事実から考えるのは、
会社について考える特別な機会が必要なのだと思います。
一人ひとりの意識が目覚めると、
徐々に周りの人間も起き始めます。
そして、会社全体の変革につながります。
ぜひ、この機会を活用してみてください。

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