考え方や価値観は、
人生経験で変わるもの、ですよね。
一人暮らしを始めると、実家のありがたさが分かったり。
子どもができると、親心が分かったり。
社会人でも同じです。
管理職の苦労は、社員には分からないし、
社長業の大変さは、新卒社員には想像もつきません。
よく、「最近の若い人は」
なんてセリフを聞きますが、
それは、どの世代の人でも
年下の部下に対して思うことです。
言われた若者も、いずれ先輩になれば同じことを言うでしょう。
この現象、仕方のないことなのです。
なぜなら、実感のないものは共感しにくいから。
疑似的な何かを体験する、もしくは人の気持ちになって考えられる人なら
ほんの少しは感じることができるかもしれませんが、
経験していないことを「なってない。」
としてしまうのは、
あまり建設的ではありません。
まずは、お互いが違う価値観や常識を持っていると、認めることが大切です。
その上で、同じ会社で働く「目的」を共有します。
組織のために利益を出すのではなく、個々の生活のために利益を出す。
(人によって、目的は別にあることも考えられますが。)
目的を共有し、
組織の仲間として影響力を持っていることを
若者に自覚してもらうことがとても大切です。
自分だけの世界から、自分のいるチームとしての世界へ、
そして、自分が所属する会社としての世界へ、と
引きの目を持たせて理解を深めさせてあげることが、
脱・若者の第一歩ではないでしょうか。